人生詰みサイクル

脊椎反射で即清書

ギルティクラウン

   放送開始から約4年?くらい経ったギルティクラウンを長々と今更考え直してみる。

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   あらすじなんか語ってもしょうがないし結論からいってしまうと、この作品はとても好きなのだけれど、完璧な作品ではない。主に集と涯は過去で繋がっていた点や真名の存在とか、つまりは桜満集は所謂 ”普通の高校生” でなかった点が好きではない。てかなにより祈が死んでしまったことがね…。
   この作品の好きな所は、テーマでもある ”友達を武器にして戦う。” や主人公の優しいところ、あとストーリーとは違うけれどキャラデザや音楽の部分。

   さてさて、満足してない完璧な作品でないと言ってはいるけれど、納得はしている。不満点はいってしまえば脚本。
   まず、集が普通の高校生じゃなかったからなんだって話。集と涯が過去に繋がっていたからこそ今の涯(涯は子供の頃の集に憧れて、葬儀社を率いていた。)があるわけだし。普通の高校生であって欲しかった理由は、そるにゃんが ”普通の少年が力を手に入れる物語が見たかった” というだけである。
   そして祈が死んでしまったところに不満を感じるのは、集が戦って残ったものが友達や世界だから。集は自分を変えるため、また祈が好きだから戦ったのに、祈が残らなかったんだから悲しいよね。 ”祈が死んだ” のは集が背負った罪の罰。みんなの罪を集は全て引き受けて自分ひとりが背負ったんだから本当に集は優しい王様だった。男だったら、愛する女の子と世界を救ってかっこつけて死にたいよなぁ…。罪は死ぬことで償えるとは思うなという現実の過酷なメッセージだ。

   さてさて、この作品の好きな部分も語らにゃダメだよね。
   まず、友達を武器にして戦うというテーマ。友達の命を扱うことの責任から発生する背徳感、心の葛藤がすごく良い。(魅せ方が悪いとか、その類の話は別問題として)ここから深まる信頼、絆が後々力となっていく展開ならかっこいいよなぁ(なおこの作品では力にならなかった模様)
   2つ目は集の優しさ。これはこの作品が好きな理由。そるにゃんは集に憧れをもっている。優しくて臆病で、優しすぎてたくさん傷ついて、それでもなお、優しい。彼は本当にかっこいい。救われなかったが、救われなかったからかっこいいのだ。(伝われ)
   そして音楽や作画も神としか言えない。澤野弘之の音楽に気合の入った作画、これだけでこの作品がどんなに酷いストーリーでも耐えられる。



   
   考察した後の結論として、好きだけれど、作品として完璧でない理由は集が救われていない所だろう。友達を武器にして戦ってきた背徳感を、友達と絆を深めることで解消し、そこから信頼を武器に戦う結末だったならば、集は救われただろう。まぁ、ひとりで罪を全て背負った集が好きなんですけどねぇ



   つまり、糞脚本だったけど、糞脚本だったから集が最後まで優しい王様だった。でも優しい王様には最後は報われてほしい。まぁでもこの思いは救われなかったからこその感想だよねってことでした。